2010年5月24日月曜日

いよいよ出番の糸鋸

新しいスタイルを、頭で考えるだけでは、一向に前に進まないので、先に新しい技法を試してみる事にしました。
試験作業その1〜バーチ合板のタイヤを試作しました。これは塗ってませんが、思案では色塗ったり、柄を入れたりもします。つまり、着色するタイヤです。色の着いたタイヤがあっても、いいですね。

バーチ合板は、ブラックチェリーの土台に貼り付けてます。剥がれ難いように。2本のダボを入れましたので、手間はかかる。車軸にも、ダボを入れて抜けないようにしてる。張り合わせるバーチ合板のタイヤのサイズは、土台のサイズに関係無く大きく出来ます。写真のサイズは直径約50ミリ。

それから、エッジ処理を、トリマー使わず、ボール盤に付けた軸付きドラムサンダーに斜めにあてて研削処理しました。手作業なので、研削量がマチマチですが、それを敢えて狙ってます。フリーハンドな味わいの輪郭線が、得られますし、作業時間も早く済む。

試験作業その2〜バーチ合板を糸鋸で切断して、切断面の様子やササクレ具合を、確認しました。一番薄い6.5ミリ厚の合板に、適当にイラスト描きました。本当に適当なので、バランスが悪いですが。足も描いて、車も付ける事にした。
切り抜いてサンダーかけて、穴開けて車輪を付けた所。肝心の切断肌は、奇麗なようですし、裏側にはササクレも、ほとんど有りませんでした。バンドソウの時はひどかったですが、細いノコ刃と上下運動の違いでしょうか。

それにしても、随分久し振りに、糸鋸機械を使いました。時間はかかるけど、楽しいですね。今回は、ペンに墨を付けて線を引くような感覚で、切断出来ました。木目が交互に交叉した積層合板という事で、木目にノコ刃が影響される事も無くて、終始同じ感覚で切断出来たので、扱い易く、微妙なカットが出来ました。

暫くはこんな感じで、試験的な作業を続けます。

2 件のコメント:

木工大好きなDr.ホッピー さんのコメント...

フィンランドバーチ合板、イイですね。
でも、高くないですか?バンバン使うには・・・。

最近、木を買いすぎて、合板まで手がでません(笑)。

ヤマドリ さんのコメント...

木工大好なDr.ホッピー様、こんばんは。
コメント有難うございます。

バンバン使うと、高いです、バーチ合板は。(泣)
ただ、合板として考えれば、なので、無垢扱いして考えれば、お得かもしれませんよ。

それに、私の作品は小さいので、意外と材の減りが遅いです。今回の試験購入した分なら、試作用にバンバン使っても3〜4年もちそうですよ・・・たぶん。

糸鋸とは、随分相性が良いように、感じました。欧州の糸鋸作品も、このバーチの積層合板使ってる気がします。細かな表現が可能で、新しいスタイルに繋がりそうな、期待を持ちました。