2011年10月14日金曜日

レクソンベルトサンダー改

 今は懐かしい赤色の、レクソン社製ベルトディスクサンダー。10年以上昔に買った当時の廉価版で、精度は悪いですが、台湾製なので頑丈で、モーター出力が250Wと高く、モーター本体の作りも悪く無い。ディスクは取り外して、ベルト専用で使ってましたが、ここ暫くは倉庫で眠ってました。

これをまた、使えるようにしようと思って、改造を施してます。安物ながら頑丈なので、少々の改造に耐えられるところが、有難い。
先ずは樹脂製のローラーを、木で作り替えます。ベアリングは外径が35ミリ、内径が15ミリの6202Zで、これも新しいのに取り替えた。
 35ミリのフォスナービットで開けた穴に、奇麗に収まるベアリング。とはいえ、やや緩いので、瞬間接着剤で固定してます。外す時は、木槌でコンと叩けば、簡単に取れます。
 何故、わざわざ自作したかと云えば、このオリジナルのローラーの中央の膨らみが、加工に影響する為です。つまり、ベルトがたわんで、まっすぐ平面に削れにくい。

ただ、後で思った事ですが、この中央の膨らみが、ベルトの片ブレ(一方にずれていく)を、自動的に防いでいたのかも、しれません。・・・が、やはり加工精度が悪いので、木で自作してほぼ平面にした。
 ベルトの張りと片ブレを調整する金具。今回、ローラーを自作したため、オリジナルの状態では、ベルトの調整が利かなくなってしまったので、独自の仕組みに変更してます。

また、金具と本体との間には、隙間があるのですが、これが騒音の発生源になってますので、隙間にはゴムシートを挟みました。これで、ガーガーという騒音が、かなり和らいで、使い易くなりました。
 この金物とベアリングの軸とは、写真のバネピンで繋がってますから、分解する時はこれを抜かなければ、なりません。工具が無かったので、私はこれで、随分手こずりました。細い六角レンチなど使って、叩きましたが、中々抜けなかった。ので、周りに傷がいっぱいです。
 翌日、ピン抜き用ポンチを買って来て、使いましたら、簡単に抜き差しできました。やはり、道具は大事だ。もし、この機械を分解する時は、この2.5ミリのピン抜きをご用意下さいませ。
 テーブルも作ります。今日はここまで。作品の制作途中ですが、今はこれを完成させない事には、気が済みません。

作品制作中に、こういう道具が欲しい、と思い出すと、ついそちらの問題の解決に、気がいってしまいます。そうしないと、落ち着けませんね。必要な作業の出来る道具を、どれほど持てるか、で、作品の幅も違ってきます。

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