2011年10月15日土曜日

山中食事訓練:ナイフの活用

 10月ともなれば、娘の嫌いなクモも身を潜め、いよいよ、野外演習の季節となりました。今期の訓練始めは、山岳機動中での食事訓練を、行いました。

日中雨も降りましたので、雨天での訓練を期待しましたが、残念ながら訓練中は降りませんでした。それでも、合羽を着て山の中を歩きます。今回から、足元は長靴を履く事にしました。写真は、母親の長靴を履いて意気込む、隊員A。

雨天に限らず、山中では積極的に長靴を履いてみたいです。と、いうのも、マタギがゴム長靴を愛用している、というのを本で読んで、影響受けたからです。暫く何度か試しに履いて、訓練してみます。
 無灯火で、雲天の夜の山中を進む、ヤマドリ隊長。今日は月明かりが無く、かなり暗かったです。

「女の人の、アルトっぽい歌声は、どこから聞こえるんやろ?」なんて、隊員Aのさりげない、背後からの神経戦に、「下の公園で、誰かが歌の練習しとるんやろ。(私には聞こえなかったけど)」と、応戦する隊長。
今日は、それぞれが使う、箸を自作しました。ナイフで小枝の皮をはぐ隊員Aは、カッターで鉛筆を削るのは、多少は経験ありますが、ナイフは初めてだったと思う。ぎこちないながら、段々サマになってきました。
左のが、娘が削った桜の枝の箸。桜は高級品だって云ったら、喜んでた。右が私の削った楠の小枝の箸。削ってると、樟脳の臭いがした。お腹壊すかなって、ちょっと心配になって、なめてみましたが、お腹痛くならなかったので、使いました。

どちらも、下に落ちてる枝で作ったのは、云うまでもありません。

箸を作った後、再び森の中に入って腰を下ろし、赤いライトの光の中で、食事の用意をします。
自分で作った箸で、カップ春雨を食す隊員A。こういうひと時が、とても好きらしく、隊長としては有難い。しかし、これは遊びなので、楽しいんですよ。
闇の中、今宵も密かに活動する、ヤマドリ警備隊の怪しい影。たった1時間半の訓練でしたが、今回も充実した内容でした。

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