2011年10月2日日曜日

野暮ったい

ヨーロッパビーチ(ブナ)は、硬質ながら粘り気が少ないので、研磨加工し易い材質です。私が普段使ってるハードメイプルほどには、木肌が白くは無いですが、安く、加工し易く、材の供給が安定してるのが、作る側には有難い。
均一に広がる細かな斑紋が特徴で、これが利点でもあり、欠点でもある。素材自体の魅力と云う点では、あまりぱっとしない。ハッキリ云って、野暮ったい。

だけど、衝撃に対する壊れ難さは、他と比べて一段上であるので、やはり玩具には向いた素材だ。
手前の完成品は、以前試作した物。材はイエローバーチを使った。今回、このデザインを基本にヨーロッパビーチ使って、販売用モデルを幾つか作ってる。

サイズは、子供のポケットに入りそうなくらいで、且つ、大人にも満足してもらえるデザインが良い。

半完成品で写ってるのは、作りかけて辞めた物。デザインがやや、胴太りで野暮ったかったので、型を少しスリムにしてから、また作り直してます。

作りながら、製作手順の効率化なども併せて、考えてます。

格好良く、作り易く、売れ易く、遊び易く、壊れ難い、玩具になれば、いいのだけれど。

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