不定期連載漫画「フヂちゃん」は、忘れてる訳では無いですが、今は玩具の製作で頭が一杯。
このブログ、睡眠時間減らしてる要因になってるので、もう少し間を空けて、更新したいなぁと思いながら、ついつい書いてしまう。
今回は、仕上げ塗装に、キヌカを使いました。オフ・コーポレーションで買ってました。知ってる人は知っている、米ぬかで作った塗料。天然だから、安全って事では無いですが。世の中には、お米アレルギィーなんて症状もありますから、体質によっては、却って身体に悪い影響を引き起こすかも、しれん。
手に付いた感触で云えば、石油精製品のミネラルオイルのほうが、焼ける感じがやや少ない。ミネラルオイルは化粧品素材なので、当たり前と云えば、そうかもしれない。
他人への安全より、使用者の安全を先ず考えて、つまり、自分が使い易いのを選んでいます。
シュタイナー教育発祥の地、ドイツで、木の玩具に植物系オイルを塗ってるなんて話しは、あまり聞かない。ドイツ(ヨーロッパ)では、木の素材の玩具は、色のペンキで塗り固めるのが一般的、という印象を持ってる・・・そのほうが、物が長持ちして、衛生的でもあるし、子供の成長と色に関するこだわりが、ドイツにはあるようだし。
もっとも、この印象の根拠となる情報は、やや古いかもしれない。今はどうなのか、変わっているのか。調べるのも面倒なくらい、今はどうでも良いやって感じ。
木の玩具で、子供が情緒的に育っても、情緒的でない子供の集団にいじめられて、社会に対して心を閉ざしてしまっては、木の玩具とか、教育法とか、何の意味も無くなってしまう。
そう云う状況は、子育て論の中では、あまり想定されないのだろうか?・・・私はすごく大事な事だと思っている。
あまりに情緒的、安全で囲まれた世界で、育てられてる子を見ると、私はその子が気の毒でならない・・・ただ、幸運を祈るのみだ。親は子に、自分の心の怯えに打ち勝つ、何かを持たせてやって欲しい。
左がキヌカ仕上げ。右がミネラルオイル。見た目あまり変わりませんね。ミネラルオイルは乾かないので、量の差はあれ、何時までも湿った感じがするのが、良くも悪くもある。
色塗装面の仕上げには、最適だと思うのですが、無垢の木の作品なら、植物系オイルのほうが、乾いてくれるので、良いかなって思う。特にタイヤは、ミネラルオイルだと、下に染み移って困る時がある。
一輪車は、もう一度デザイン変更しますが、あとはこのデザインで、決めようと思う。タイヤに使う材種は、検討の余地がある。
4 件のコメント:
こんにちはご無沙汰しております。
震災前から震災後のご活躍、そして最近のますますプロフェッショナル度を増した玩具作りのレポートまで継続して読ませていただくとともに勉強させてもらってます。
シュタイナーの話が出てきたので、ちょっとだけ。
うちの子はシュタイナー学校ですがドイツではなくアメリカなので少し違うかもしれませんが参考までに。
木のおもちゃというほどではないのですが、自然の形を生かした積み木や皮を剥いた木の棒などが園にあります。
手入れは蜜蝋を使ったワックスを使って磨き込んでます。一年に一度園が始まる前に集まって保護者や子供と一緒に磨いてましたね。
どちらかとうとシュタイナーは自然のものをそのまま使う事が多いので鉄作りのおもちゃとかでも蜜蝋を使う事は多いようです。
それではこれからもブログ楽しみにしてます!
Melonさん、お久し振りです。
おお、そうですか、読んで下さってたのですか・・・(涙)。
私の玩具作りは、私の勝手で独り善がりな技法ですから、どれほどお役に立てるか解りませんが、漫画の「フヂちゃん」は今後、抱腹絶倒の大冒険活劇になる予定ですので(ウソ)、まぁ、そこそこ楽しみにして頂ければ、嬉しいです。
そちらは、学校自体がそうでしたか。
同じキリスト教文化圏ですから、理念が浸透し易い部分もあるんでしょうね。
私の娘の通った、小さな幼稚園の狭い園内には、大きな大きな、ドングリやクルミや銀杏の樹などが、沢山生えていて、日当りが悪いくらいでしたが、園長先生は、その事自体を、とても大事にされていました。
私は、それだけで、園長先生には、とても感謝しています。
ヤマドリさんのブログで、いろいろと木の性質、謎、実用性のある作品作りなどいろいろと勉強させていただいてます。
とてもそこまでのことはできませんが、いろいろとそんな工夫があるのかと目から鱗です。
本当は日本のような(自然あふれる)学校に入れたかったのですが、LAにはあいに気候の関係でほとんどなく先生もなんか日本ほどの、良さを感じるところが無く、泣く泣く(金がなくなるので)シュタイナーを選んだという経緯もあります(笑)
Melonさん、こんばんは。
おや、シュタイナー教育自体は、宜しいんじゃないでしょうか。(あまり良くは知らないけれど)
娘の通った幼稚園も、シュタイナー教育にやや、似たような傾向もありましたが、ただ個人的には、そう云う事はどうでも良かったでんす。
自分の家と、外の世界が違うのは、致し方ない、というか、普通だと思うので、どんな所でも良かったんですが(そこが一番家から近かった)、
そこの方針通りに、ウチでも教育するか、と云えば、そんな気は、始めから全く無かったという、事だったんです。
その園長先生には、感謝する事も多いですが、付いて行きたくない部分も、当然あるんですよ(笑)。
でも、世間は子の親の望む価値観ばかりで、作られてる訳ではないので、私の望まない世界とも、娘には付き合ってもらう事は、やぶさかではなかったです。
そのうえで、こっちだって負けないぞってな感じで、家ではヤマドリー教育法で育ててました。
やっぱ、シュタイナーって名前が、格好良いんですよね。ボブ式とか田中式なら、こんなに日本でも流行ってないですよ、きっと。
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