2009年10月8日木曜日

玩具の道は、円の道

4、5、6日ときて、7日に完成、発表としたかったけど、夕食後、服のママ寝てしまって、朝まで起きられなかった。これはこれで、身体が要求してる事なので、あまりクヨクヨしない。
直径15㍉までの円は、自作の円定規使ってニードルでケビいて、ベルトサンダーにかけて手作業で研削します。それ以下は、ちょっと苦しいです。

自作定規は、座くりカッターで刳り貫いた物ですから、加工穴そのままのサイズでケビけます。座くり用のカッターで開けた穴径と、円カッターで刳り貫いた円材の径は、数字が同じでも実際の径は微妙にズレてますから、かなり隙間が出来たりします。

手で研削すれば、写真のように、ややキツめ、木槌で叩いてやっと入るくらいのサイズが、作れます。なので、結局手で円材を削り出したほうが無難だったりする。もっとも、必要とする精度は作業によって違いますから、円カッターがイケナイ訳では、ありませんね。
こちらは、穴埋めダボ用のカッターで刳り貫いた、10㍉の円のエッジ加工をしている所。自作治具に円材を挟んで固定して、ソフトディスクサンダーにかけて、エッジを手早く加工します。丸棒で挟んだ材を、ディスクに斜めに当てて、クルッと回すだけです。写真は、薄板を切り込みに差して広げ、材を取り出してる所。

家具工作などでは、材の平面や直角の精度を如何に出すかが、作品制作の大きな課題の一つのようですが、私の玩具では、必要な、様々なサイズの円形を、如何に手早く、正確に作れるか、が大きな課題の一つです。
ボール盤のハンドル部分を改造して、ブランコ式の脚レバー?にも出来ますが、それを使って、両手で材を保持して、穴開けをしている所。(写真はタイマー使って撮った。)脚を下げると紐が引っ張られて、ハンドル部が回転し、刃物が下に降ります。5〜6センチ深さくらいの加工なら、問題なく使えます。

両手が使えますから、しっかりとした材の固定が出来ます。場合によっては、手の保持は危険を伴い、バイス固定が必須の時もあるでしょうが、私の作業では、概ね手の保持で充分です。
「ヤマドリ7」出来ました。今回は尾翼のみ、ブログでお披露目。もし、全身見たい方がいらっしゃいましたら、こちらへどうぞ。

わたしは、こういうスタイルは大好きで、自分で作ってこう云うのも、何ですが、とても格好いいと思います。

2009年10月5日月曜日

サンドイッチタイヤ

今回のタイヤは、黒檀を挟んだ、サンドイッチタイヤ?にします。玩具を作り始めの頃には、良く作ってましたが、高価な黒檀を随分消費しますので、最近はほとんど作りませんが、好きなデザインでは、あります。

以前は、マホガニーで挟んでましたが、今回はブラックチェリーで挟みます。先ずは製材。チェリー材を挽き割って、黒檀共々、ドラムサンダーに通して平面出します。(上写真)
瞬間接着剤で、貼り合わせ、圧着後、セッターな雰囲気箱にしばらく入れて、接着剤の硬化を促進します。硬化したらば、デバイダーでケガキます。(上写真)こうやってみれば、無駄になる黒檀の面積が、結構あるものです。瞬間接着剤も、かなり使いますので、金喰い虫なタイヤです。
セッターな時間が流れる間に、カリン材でホイールを作ります。これは直径24㍉の円定規でけがいて、切り出し、削ってる所。本来は両手使ってますが、右手にカメラ持ってるので、左手だけです。

先日から、作業中の眼の健康保全を考えてますが、今回試した所では、先ずはしっかりケガキ線を注視して、最初の一点をきっちり削った後は、焦点をボカシて、線を見るより、円を感じるようなイメージで、材を送ってみました。

ジリジリと眉間にシワ寄せて、睨みながら削っても、そうキッチリと正確に削れる物でもありませんので、その辺は割り切って作業しても、結果は左程変わりませんで、ならば暫くはこのやり方を続けてみようと、思いました。それに何となく、名人みたいで嬉しい。
いきなり完成の写真。ミネラルオイル塗ったばかりで、ツヤツヤです。このデザインは、もう少し大きめのタイヤで使ったほうが、効果的ではありまする。

さて、ここ松山でも、秋祭りが間近になって参りました。が、日本各地で盛り上がる神輿の行事、それぞれの神輿に鎮座し、祀られていると、建前上云われてる、神様の名前と基本的な由来を理解した上で、参加し、見学されている方は、一体どれほどいらっしゃるでしょうか?

例えば、コンサートで熱狂的に声援を送ってるアイドルの、名前を聞かれて答えられないファンは考えられませんが、祭りでは世代に関係無く、それが全く当たり前に通ってしまいますね。

これほど、全国各地で盛大に祀られながら、しかしそれぞれが、肝心の神様の名前さえ、知らずに済んでしまう事の意味を考えれば、多く「伝統的」と名のつく日本文化や信仰の、神髄とされる部分にも、実は大きな変化や勘違い、由来の後付け、歴史の浅さやイメージの刷り込み、などが混在して有ると思ってます。むしろそちらのほうが、多いのではなかろうか。

私自身は、それで済んでしまう社会のほうが、好きなんですが、しかし「伝統」と云う言葉には、用心してかかろうと、常々思ってます。

2009年10月1日木曜日

ヤマドリ文太

工房の名前を考える時に、自分の名前から何か、使いたいと思って、私の名前で特徴的な漢字の「嶋」の字を分解して、山と鳥で、「ヤマドリ」工房としました。ので、実際の鳥とは何の関係もありませんが、鳥を飼ってる事は、飼ってます。

私の娘が小さい頃に、鳥を飼いたいと云いましたので、文鳥のつがいを飼いました。娘は、本当は恐竜を飼いたかったのですが、恐竜はちょっと、ペットショップでは売ってなかったので、恐竜の子孫と最近噂されてる、鳥に落ち着いた訳です。

そんな動機だったので、娘の、鳥への興味は直ぐに薄れてしまったけれど、親のほうが夢中になってしまった。私は子供時代に、雀を飼った事があります。もっとも、雀は野鳥で飼っちゃいけないんですが、飼ってたネコが銜えて帰って、一度鬼籍に入った雀でしたので、まぁ見逃して下さい。その雀は飛べなかったので、良くカゴから出して一緒に遊んでやりました。そういう思い出はありますので、鳥は元から嫌いでは、ありませんね。

でも、野鳥観察したりとか、鳥の名を覚えたりとかまでは、興味はありません。無いけれど、飼ってる鳥が、文鳥って事くらいは、知ってます。
もともと、つがいで飼ってましたが、今春、メスの文ちゃんが死んでしまって、今はこの、オスの文太君独りです。いつも喧嘩ばかりしてた2羽ですが、伴侶が居なくなって、独りになると流石に寂しかったのか、数日間はピーピーと、一日中鳴き続けてたのが、哀れでした。

文鳥(鳥)は、眼に表情があって、色々語りかけてくるように、感じます。腹減った!とか、これ怖い!とか、何これ!とか、つかれた〜、とか、云ってるようです。感情があるように思え、賢そうなんですが、やっぱり鳥なりに馬鹿なところもあって、その辺が何とも可笑しく可愛いですね。
文太は一羽になってから、新しい遊びに夢中になりました。こうやってカゴに貼り付いてる所に、私が手を出して触ろうとすると、サッと止まり木に戻ります。私が背を向けて離れようとするとまた、カゴに貼り付いて、挑発してきます。鳥と人間とで互いにフェイントを掛け合ったりして、中々真剣でハードな遊びです。

で、暇になると、こうやって貼り付いて、私がかまってやるのを待ってます。可愛いけれど、人間様には色々と事情があって、鳥の為だけに、貴重な時間と体力を、使ってやる訳にもいけません。でも一度飼い主になった以上、この鳥の幸福が、私らの心掛けにかかってると思うと、小さいけれど大事な家族の一員として、可愛がってやらねばなりませんね。

2009年9月28日月曜日

列外1、事故1、その他異常なし

型とパーツを組み合わせて、完成予想図作ってみたりして、こういう事やってるときが、一番楽しいかも。プラモデルもそうだけど、製作中盤に入るとつい、途中の部品を組み合わせて、完成の姿を先読みしてしまうのだけれど、あんまりやりすぎると飽きて来て、完成に至らなかったりするもんだ。
今回は、タイヤの仕上げ研磨の時間を計りました。ボール盤にくわえた8㍉丸棒に、タイヤをセットして回転研磨。17個で約42分。1個あたり約2分半。研磨材は180番手から始めて、220,320,400,600,800,1000と、7種類使い分けするので、結構時間も掛かります。途中どれか抜かすと、研磨傷が残ってしまうもんです。それなら始めから、仕上げ研磨などしないほうが、まだ賢い。
時間短縮なんて云うならば、余分な個数まで作らなきゃ良いのにって、思うんですが、さにあらずで、今回も結果的に余分を作って助かりました。写真のタイヤにカリンの薄板で作ったホイールを埋め込みましたら、サイズがやや大きすぎたか、叩き込んだ拍子にひび割れが入ってしまった。ちょうど写真真ん中あたりに、亀裂がみられますね。

「あ・・」って声も出て、どうにも認めたく無い数秒間の後、「あ〜あ・・」って認めてしまうのが、なんとも悔しい。でも今回は余分を1個作ってたので、作業の中断も無く、進める事が出来た。逆に、余分作って事故も無く、本当に余ってしまうと、それはそれで寂しかったりする。

ホイール(今回は直径27㍉)のカリンも、円定規使ってニードルでけがいて、ケガキ線に沿って研削成型しますが、埋め込む穴径より、気持ちキツめに削り出します。接着は瞬間接着剤でするものの、それだけでは心もとないので、穴にキツく埋め込む事で、剥離を防ぎます。

その場合はやはり、刃物工具で切り抜く円よりも、手作業で削り出す円のほうが、理想のサイズを得られますが、時々はこんな風に失敗もします。

2009年9月27日日曜日

ストップウォッチの夜

ヤマドリオートを4台作るとなれば、タイヤは16個必要です。予備の1個も入れて、合計17個のタイヤを作るのだけれど、今回はそれぞれの作業の、所要時間を計ってみました。私以外の誰の為にもならない記録ですが、お暇ならば、お付き合い下さい。

材は厚み20㍉、幅45㍉のブラックチェリー。これに40㍉の直径でデバイダー使って円を引き、中心に8㍉の車軸穴と、27㍉のホイール穴を、先に開けます。ここまで仕込んだら、さあ、ストップウォッチ使って計測開始です。
バンドソウで、墨線に沿って大まかに材を切り抜いていきます。この機械は出力が350W前後しかないので、繊維方向に沿った切り込みでは、スピードが落ちたり、刃が暴れたりし易くなります。結果は約9分。一個あたり30秒くらいですか。
荒く切り抜いたのを、今度は120番手の大型ベルトサンダーで、一気に成形研削します。これが約11分30秒。一個あたり、約40秒。バンドソウで切る時よりも、墨線に沿って慎重に成形しますから、時間がかかりますね。
更に、240番手のベルトサンダーで成形の仕上げを行います。先程の120番手の研削痕を消しながら、形の最終仕上げ。なので慎重に研磨するのと、番手が高くて研磨速度が遅いため、更に時間がかかりました。約17分。一個あたり約60秒。

3工程の合計所要時間は、1個あたりで130秒くらい、約2分とちょっと。
先の仕込みの時間と、更にこの後の面取り加工、仕上げ研磨などもありますので、実際の所要時間は、1個あたり5分近くかかります。これが早いのか、遅いのか。

場合によったら、最後の仕上げ研磨をかなり、省略しても良いかもしれませんが、一度ピカピカの製品を見てしまうと、中々そうもいかないようです。

もし、木のタイヤ作りの名人が居たら、どれくらいの早さと、正確さで作ってしまうんだろうか?なんて、居もしない名人の技を夢想しては、それに追い付けるように頑張ろう!なんて考えたりする。名人なら、もっともっと早い筈だ。たぶん。

2009年9月26日土曜日

寿命を削り

ヤマドリオートの新作を製作中。もうちょっと、手の込んだデザインの玩具を考えてたけれど、まとまらなかったので、ここは無理をせず、取り敢えず単純なヤマドリオートの新作に、手を付けました。

単純でも、木の玩具ならではの制約は付いてきますので、作れる形までまとめ上げるのは、意外と難しいものです。

それに単純なら尚更、深夜まで時間を潰し、寿命を削り、貯金を減らしながらも、作る価値のある物かどうか・・・と云う事が切実になってくる。完成して一晩置いて、翌朝見た時に落ち込んでしまうのも、悲しいものです。

私は何故か、トイレで座ってる時に、一番落ち込んでる場合が多い。あそこでは妙に落ち着いて、色々と考えてしまうせいか?
研削作業の工夫。バンドソウでカットし刳り貫いた、角面の削り出しをし易くする為に、角毎に斜めの切り込みを少し、これもバンドソウで入れてあります。
ベルトサンダーで、墨線に沿って研削する時に、ベルトの縁に、材が干渉しないように、この切り込みを入れてあります。以前は小径のドリルで貫通穴を開けてましたが、ここは完成後は隠れるところなので、この場合は、バンドソウで済ませた方が早い。

実際にこういった形の研削をしてみると、解るのですが、この切り込みが無いと、ちょうど角の所の研削が、やりずらい。
研削し終わった部材。切り込みがないと、ここが丸く残り、嵌め込みパーツの角と干渉し易くなって、迅速な作業の障害になり易い。ちょっとした事ですが、私には大事な作業のコツです。

2009年9月21日月曜日

マッチ箱な旅行

私の仕事は、土日祝日のほうが忙しかったりしますが、今日は半日休みを頂いて、家族で小旅行に出かけました。目的地は、住まいから目と鼻の先にある、松山城!。
ストレートに行けば、歩いて登って20分程なので、玄関でてから逆方向の駅に進み、市街電車に乗ってトコトコと約5分、松山市駅で降りました。ちょうど松山観光の目玉、坊ちゃん列車が止まってました。

松山市街地を走る伊予鉄道の市街電車は、写真左の通称「チンチン電車」と、新型で低床式の今風なデザインの物、それと写真右側の「坊ちゃん列車」が走ってます。この蒸気機関車型の列車は、実際の動力はディーゼルですが、外観などはかつて、松山市を走っていた機関車の実車に忠実に復元された物で、毎日普通に営業運行されてます。

地元民ながら、伊予鉄道の各列車のカラーリングや、スタイルには、時代を超えて飽きのこない、センスの良さを感じます。子供の頃からずっと、大好きです。
駅を降りましたらば、松山らしく、とっても短い地下街を通って、松山随一の繁華街でショッピング。とは云っても、親子揃って寄るのは画材屋か、本屋ばっかり。ずうっと賑やかな通りを抜けて、着いた所が松山城のロープウェイ乗り場。我が家と正反対の位置の山麓にあります。

ロープウェイ乗り場って云っても、城のある山の標高はせいぜい、132メートルなので、乗ってみれば、あっという間に着いてしまう、何とも松山な規模のロープウェイ。でも、ここにはロープウェイのほかに、リフトも並走してたりする。観光旅行なら、ここはリフトに乗って、ちょっとした遊園地気分も味わいたい。

このリフト、私が通ってた高校の教室の窓から仰ぎ見れば、山の茂みの切れ目から僅かに、見る事が出来て、授業中は良くこのリフトの運行を、ぼ〜っと眺めてました。

写真中央に写ってる後ろ姿が、私の娘。高いような、低いようなコースを3分ばかり、短いコースなので、ゆっくりと進みます。大人片道150円でした。
リフトを降りて、もう暫く登ると、そこに松山城の天守閣が見えてきます。写真では左下の構造物が天守閣。右上に仰ぎ見えるのは、城門の構造物。松山城の詳しい事は、面倒なのでこちらでどうぞ。

この小旅行、不定期に時々、家族でしてますが、最後は山頂売店で、アイスやソバなど飲食して終わりです。どちらかと云えば、これが一番の目的だったりする。今年は何故か、メニューからソバが消えてたので、娘はうどんとカキ氷を、私と妻はトコロテンとアイスを、食べました。

この小旅行、何が嬉しいかって云えば、最終目的地と自宅がほぼ、同地点って事で、観光終えて、リフトと反対方向のルートから、山を降りれば、もうお家が目の前。
煩わしい帰りの行程が無いのが、あまり遠出したがらない我が家向きって感じです。

で、今日は電車に乗って、繁華街で買い物して、リフトに乗って、お城を眺めて飲食して、そこそこ観光旅行っぽくて、いい感じでした。

今度は、松山と云えばここ、「道後温泉」を観光してみるつもりです。

2009年9月18日金曜日

快適工房環境のススメ

オフ・コーポレイション社で販売されている、サイクロン集塵システム(ダスト・デピュティー)を購入して、テーブルソウの集塵機に繋ぎました。集塵機側のホースを強引に差し込んで、紐で括ってあるのが見苦しいけれど、取り敢えず今はこれでご勘弁。

性能は、オフ・コーポレーションさんの謳い文句通りに、奇麗に粉塵を分離してくれますし、小さな作業場にも都合の良いサイズです。サイクロンシステムと繋がった蓋の脱着も、意外と簡単です。下のバケツから、ゴミ袋にポイなので、ゴミ捨ても煩わしくなさそうです。
更に簡単にって思って、バケツ内にゴミ袋を入れて、蓋をしてみました。このまま集塵しても、ゴミ袋が集塵機側に吸い込まれるって事は、ありませんでしたが、吸い口を塞ぐと、多少は吸い込まれるかもしれません。
(09.12.20追記:後日、ゴミ袋装着したまま吸引した所、ゴミ袋が掃除機側に吸い込まれる事例が発生致しました。お気を付け下さいませ。)
バケツ容量に対して、袋がやや大きすぎでもある。で、これはやめて、オリジナルのままで使う事にしました。

吸引稼働すると、負圧がかかって、蓋が内側にシナリます。なので、この装置の寿命は、この蓋の寿命次第だなって思った。この蓋の素材が劣化して負圧に耐えられなくなれば、もう使えないけれど、サイクロン部本体は壊れそうにないので、下の部分は自作すれば、ずっと使い回し出来そうです。

装置自体は軽いので、吸引方向に重心が傾き、倒れ易くなりますので、バケツの底に重りを入れてます。それか、何らかの手段で固定してやる必要が、ありますね。
フェスト社テーブルソウの集塵ポートとの接続部。ノコ刃周りは全面、カバーで覆われてます。とは云え、吹きこぼれる粉塵もそれなりにある。特に、集塵機の集塵力が落ちてくると、それが顕著になりますが、今回のサイクロン導入によって、些かなりとも改善されてくれれば、良いのですが。

ちなみに、写真左上のオレンジのフィルターは、気密パッケージ化された動力部の為の吸気フィルター。パッケージ化されてるため、動力部はメンテナンスフリーです。逆に云えば、故障した時が怖い。
毎年大きな機械を一個、購入するようにしてます。今年はこちら、カーブのキャニスター式集塵機。今迄は旧タイプを使ってましたが、ダストバックの性能が、大量の微細粉塵を出すドラムサンダーの連続使用について行けなくなってきて、困ってましたので、このキャニスターフィルターが装着出来る新型に、思い切って買い換えました。

フィルターの外周には、目の細かい金網が貼られていて、フィルターの破れや変形を防いでくれてます。で、フィルターの面積も、今迄の袋状の物に比べて数倍増えてますから、風の抜けが良く、稼働しても下のビニール袋があまり膨らみません。ビックリ! 抜けが良い分、吸引力も増えた筈です。きっとそうだ。
写真奥に見えるのが、粉塵小僧のドラムサンダー。新しいフィルターにはハンドルが付いてますが、これを回すと、中でフィルターのヒダを振動させて、付着した粉塵を下に落としてくれる、有難い装置です。

今迄は、フィルターが詰まってくると、ドラムサンダーからモヤモヤと、粉塵が吹き出してたのですが、これからは、このハンドルをグルグルすれば、また、心地良い吸い込みが復活してくれるようになる、と、期待してます。・・・高かったんだから。

2009年9月13日日曜日

足でスウィッチ

これは、ボール盤のテーブルに置いて、角度の付いた穴開けや、任意の間隔で連続した穴開けをする時に使う、自作治具。久し振りに出番がありましたので、写真を撮りました。

やや、傾けてあるテーブルで、15㍉間隔で穴を3個ずつ、開けてます。今の所、出番は意外と少ない治具ですが、とっても便利です。
ボール盤の、向かって右側、作業者の右脚が来る所に、フットスイッチを、自作してあります。ホームセンターで売られてる、家電用のフットスイッチをそのまま使い、カバーを兼ねた板の部分を蹴ると、スイッチが押され、電源が入ります。

一度開けかけた穴に、再度ドリルやカッターを降ろす時に、刃先がすでに開いた穴の中に入った状態で、電源を入れないと、軸がぶれて穴がずれてしまうのですが、そうすると両手が塞がりますから、その時にこのフットスイッチが、役に立ちます。

材をバイスなどで固定出来れば、両手は塞がりませんが、バイスのセッティングに時間かかるし、私の場合、手で保持出来る物の方が、多いですし。

不意の稼働で怪我するとイヤなので、オフは成る可く機械本体のスイッチでします。

私が怪我する割合の、一番多いのが、ボール盤の作業です。手で持った材が滑って回転し、指を切ったり、火傷したりします。あ!って思っても、とっさには指が離れずに、回転する材との摩擦で指紋も無くなりそうな程、皮膚が溶けます。

特に丸い形の小さな材は、要注意ですので、成形前の角張った状態で穴開けするか、小型クランプなどを併用して、指で直接材を保持しないように、してます。

2009年9月12日土曜日

電車の修理工場

これは、4年くらい前に、娘が昔通ってた幼稚園に寄贈した、電車の玩具。長さが14センチくらいの、小さな玩具です。私の妻が読み訊かせの会で、今でもその幼稚園に時たま通ってますが、この電車が壊れたので、修理して欲しいと、私の所に戻って来た次第です。

さて、車輪の軸が見事に抜けてますね。丸棒を穴に突っ込んだだけでは、たとえ接着剤を流し込んだとしても、強度は保てません。もっとも、大人に上品に、コロコロ転がす分には、問題ないのでしょうが、幼稚園児のハードな遊びには、耐えられないという、良い見本です。

これは、車輪から作り直すつもりです。何にしても、良く遊んでくれて、有難う。壊してくれて、有難う。
奥に写ってるのは、サイズを変えて、後で作り直したもの。ここで見ていただきたいのは、車体に赤の帯で使った、パドゥックの色が、紫外線で全く別の色に変色してる所です。作り直した奥の方は、陽に当ててないので、まだ鮮やかな赤ですが、手前のは幼稚園で、陽に当たったのでしょう、見事に黒紫に変色してます。この部分は、次はカリンを使って作るつもりです。
車輪の問題をどうするか、と云えば、結論は既に出ておりまする。こうやって、ダボを車軸に打ち込んでおくのじゃ。写真のはネコ車での作例。手間はかかりますが、外れるとハッキリ解った以上、しないといけませんね。

良かった所。
車輪はともかく、他の部分は全く壊れてません。本体の貼り合わせ、円形パーツの埋め込みも変化無く、ミネラルオイルの艶も、子供達の手の油と相まって、残ってました。
汚れの付着が目立ちましたので、写真を撮った後、濡らしたタオルで汚れをゴシゴシ、拭き取りましたが、ツルツル感はほとんど損なわれてませんでした。

こうやって、過酷に遊んでもらって、その結果を見るのは、何より勉強になって、嬉しいです。だいぶん嬉しかったので、お返しする時にまた、他の玩具も追加で寄贈しようかなぁなんて、考えてます。

2009年8月21日金曜日

即席麺の美味さ

ボール盤用のキーレスチャックを2種、購入致しました。どちらのサイズもかなり値の張る物で、ボール盤本体買うのと左程変わりません。

写真上は、マキタ卓上ボール盤に取り付けた、ジャコブステーパー(JT)No.6で、掴み能力13㍉までのタイプ。スピンドル径が適応するとは云え、機械本体に対して、やや大きめなチャックです。というより、これは機械のほうが小さいのだ。右に置いてあるのが、オリジナルのチャック。比べると、キーレスタイプのサイズの大きさが解る。
こちら、写真下はJTNo.1で掴み6.5㍉までのキーレスチャック。ボール盤本体より高価。右に置いてあるのが、オリジナルのチャック。もう爪が壊れて使えない。

モーターベルトも冗談みたいに質が悪く、使い物にならなかったし、チャックもすぐ壊れるし、まあこういったところで、価格を安価に抑えてるのでしょうが、壊れたお陰で、キーレスタイプに変換する決断も出来たので、後はモーターさえ壊れなければ、良い機械です。

安物だけど、ドイツのファイン社のロゴマーク貼って、高級感出して遊んでましたが、ベルトもチャックも、本当に高級になりました。
実際の使用感など、詳しい事はいずれ、ウェブサイト内で発表したいと思ってます。

「竜の船」の塗装作業は、中々進みません。色んな部分で、手を焼いてます。もしかしたら、玩具の範疇を逸脱してしまったかなぁ、なんて思ってます。中々気が乗らない。

例えば、即席麺の美味しさと、生麺の美味しさは、全く別物であるのに、即席麺に生麺の美味さを求めてしまって、結局どちらも中途半端になってしまうような、そんな感じです。
即席麺のロングセラーほど、生麺とは違った味を持ってますね。安っぽさ、駄菓子っぽさほど、逆に美味しいような。

僕の「絵本玩具」も本来は、日清のカップヌードルとか、チキンラーメンとか、徳島製粉の金ちゃんラーメン(西日本限定?)とかいった、ベタな即席麺の風味が一番似合ってるような、気がしてきました。背伸びしすぎると、才能が追いつかないし、すぐボロが出てしまう。

とにかく、早く仕上げなければ、次に進めませんね。
あ〜、がんばろう。

2009年8月15日土曜日

ゾウムシの鼻

ホームセンターで売られている、藤原産業製の防塵マスク2種。向かって左側のほうが、お値段が高かったかな。ちょっと前までは、右側の丸いフィルタータイプを使ってました。これも、時々モデルチェンジされてるようですが、以前のも、今回のも、決まってゴム紐の取り付け部分が、1年経たぬうちに壊れてしまいます。
横から見た図。右側のマスクのゴム紐取り付け部は、痕跡も残さぬほど、砕けてしまってます。成形された部品の厚みが、とても薄いのです。簡単にボロンと崩れます。排気口付近も崩れました。他は色々工夫され、改良されているのに、何故ここがこれほど脆いのか?

一方、左側のタイプの取り付け部は、厚みがあって、しっかりしています。まだ1年使い切ってませんので、この先どうなるか解りませんが、壊れそうな気配は無さそうです。やや値段の高いだけの事はあります。

性能はそう大して変わりませんが、スタイルは丸い方が好きなので、この壊れ易さがうらめしい。で、今は左側のゾウムシみたいな鼻で、作業してます。こちらは、マスクの気密点検装置が付いていて、やや本格的です。丸い方も、吸気口を手の平で塞げば、気密点検出来ます。手で塞いで息吸って、マスクがペコンと潰れれば、気密が保たれてる状態ですね。

自衛隊に居た頃、山中での演習に行ったりすると、色の着いた煙幕が焚かれ、ガスマスク着用となるのですが、風の無い時など、煙が動かず、そのままガスの状況が長く続いたりする時がある。

不眠不休で疲れきってるので、これ幸いに、マスクの中で寝ました。なので、ガス攻撃が待ち遠しかったりした。窪地はガスが溜まるので、本当は避けるべきですが、上官に見つからないように、わざと窪地に入って煙に隠れて爆睡です。他の人もそうらしく、その時のシ〜ンとした空気感は、今でも思い出せる。

煙が晴れると、状況終わりでマスクを外します。爆睡してても緊張してるので、声が聞こえると起きてしまうのが、うらめしい。本当に毒ガスなら、眠るどころでは無いでしょうね。
今使ってるのは、粉塵マスクですが、木工粉塵とて油断してると、身体(特に肺、鼻)に病害をもたらしますので、こまめに正しく着用したいですね。

2009年8月14日金曜日

アツアツでヒヤヒヤ

「竜の船」のパーツの水研ぎをしました。その前に、同じ写真の横軸ボール盤使って、320番手で「ならし研磨/造語」をしました。両方で、約4時間、何度か休みは入れながら、このボール盤を稼働させました。

真夏では、深夜作業と云っても、狭い室内の温度は高く、そんな環境でボール盤を数時間回し続けると、モーターが焼けそうに熱くなります。これが一体、どれくらいもつのか、少々ヒヤヒヤしながらアツアツのモーターで作業してます。

理論上では、モーターのコイルに巻かれた皮膜線の皮膜が、溶けなければ良いのだから、外から送風機の風なども送って、強制的に冷やしてもいます。

モーター冷やすなら、空転させて冷却フィンを回してやるのが一番良い、とは知っているけれど、働かせ過ぎも良く無かろうと思って、途中で止めて、他の作業を暫くしたりもします。
趣味だけで作るなら、数時間も回転しっぱなしって事も少なかろうけれど、多少なりとも量産を目論むなら、こうした機械ストレス対策も考えておかないと、いけないなぁ。

このボール盤には、ハンドドリル用の、キーレスチャックを咬ませてあります。先端工具の取り替えがし易く、水研ぎの水ハネで金属のチャックが錆びるのも、防いでいるつもりです。

先日壊れた小型卓上ボール盤用に、ネットでチャックを調べた所、結構簡単に見付ける事が出来た。で、チャック式の3倍近くするけれど、ボール盤用キーレスチャックも欲しくなった。
かなり作業時間の短縮に、貢献してくれる筈だ。

2009年8月12日水曜日

座って考える

「竜の船」船体部分。奥に写ってるベルトサンダーで、輪郭を削り出すのですが、このように貫通した穴の開いた部材は、研削時に研削粉が、穴からこちら側に吹き出して来て、作業に集中出来ません。ので、こうやって研削面の反対側に、マスキングテープを貼って、作業します。

研削研磨ばかりの私の作業ですので、集塵機の集塵バッグもすぐ詰まり、風量が落ちます。今使ってる、旧タイプのカーブの集塵機を、キャニスターフィルター式に変えたいのですが、本体から買い換えないと駄目なので、躊躇してますが、そろそろ潮時かなぁ。もう1台、14インチのバンドソウも欲しいのだけれど、一度に両方も買えないし、さてどうしよう。
と、思ってたら、三共コーポレーションの小型卓上ボール盤のチャックが、壊れました。三つ爪の一つが、可動不良になった。安い中国製だし、始めからチャックの咬み具合も悪かったので、予想はしてましたが、さて、これまたどうしましょう。

メーカーに同じチャックを発注した所で、またすぐ壊れるだろうし。同じサイズで国産の物があれば、高くても手に入れたいけれど、ああ、探すのも面倒だなぁ。
部品の成形終わって、仮組みしてみました。色を塗ると、見栄え良くなりそうです。このあとは、根気のいる水研ぎ、塗装、仕上げ、完成、お披露目、と続きます。

当たり前でしょうが、概ね図面通りに組み上がってくれてます。以前は出来ないと思ってたデザインですが、色々経験積むうちに、何とかなるようになりました。今後の問題はやはり、女の子の顔ですね。顔で全てが決まってしまう。

何か作る度に、違うキャラを作ってたのでは、塗装が大変なので、一つ定番の女の子キャラクターを、作った方がいいかもと、トイレに入ってる時に考えてました。

2009年8月11日火曜日

沢山のパーツ

切り出した「草竜」2体分のパーツ。恐竜の骨の化石みたい。大小合わせて70個以上あります。1体分でも、今までで一番多い部品数です。
貼り合わせる材の、位置決めダボを打つ、穴開けをしてます。ダボは4㍉の丸棒で作ります。もうホームセンターでは、ラミン丸棒は売られてませんが(変わってヒノキが使われてますね)、まだ買い置きがあるので、それを使います。丸棒の木口を、ベルトサンダーに回転させながら当てて、角を丸くしながら、8㍉に機械でカットします。今回は一度に60本作りました。
ウォルナットの芯になる材の両面に、それぞれメイプルの板材を貼り付けます。一種の合板ですね。瞬間接着剤で貼り合わせ、セッターな雰囲気の箱に入れてやります。セッターは、硬化時間の短縮や強度保全に役立ちますが、作業者の健康保全には役立ちませんので、しっかり換気するか、こうやって微量で閉じ込めて使います。

接着してから、一部作業の不手際が発覚。墨線に沿った削り出しが不完全なまま、接着してしまった部品がありました。あとで、鑿や手ノコ使って、何とかしよう。
パーツが増えると、とたんに不手際が発生してしまうのも、ちょっと悲しい。

2009年8月10日月曜日

飛べ、テーブルソウ

ドイツのフェスト社製テーブルソウの割刃。ノコ刃と連動して上下してくれますが、それ以外にも、指で摘んでこうやって、引き出したり、格納したり、出来ます。

割刃はテーブル下で、グリスを塗られた2枚の金属板に挟まれて、ボルトで締め付け固定されてますが、このボルトを少し緩める事で、外から手で上下出来るようになってます。

このノコ刃は、他社の物を付けてますが、やや小振りな為、割刃の頭を少し削ってあります。
最近では珍しく、縦切りフェンスを付けて作業しましたので、写真を撮りました。切り終わったあとに撮った、再現写真。

黒い押し棒は、このテーブルソウに付属してた物。左側の角材治具は、左手で材を固定する時の治具。これで材をフェンス側に押し付けます。

ノコ刃は64枚刃の横切り用のままです。頻度の少ない縦切り用に、一々交換するのも面倒。時々、ちょっと焦げが付きます。

ノコ刃カバーは自作の物。テーブル上に更に、スライド板載せてカットする時に、オリジナルの物は大きすぎて、つっかえてしまうので、小さく自作した次第。上にパイプ付けて、集塵機に繋いでます。
縦切りフェンスのスライド部分。沢山のノブやら摘みが付いていて、微調整が可能ですが、私には宝の持ち腐れです。このフェンスは、どちらかと云えば、大きな合板を精密に、沢山カットするのに、適していると思うし、このテーブルソウ自体が、そういった作業用の機械です。

左端に、合板で作ったスイッチカバーが見えます。丁度、左足のモモの所に来ますので、軽く脚で触れて、電源切る事が出来ます。

機械デザインは、お国柄が良く出ますけれど、このテーブルソウも、昔のドイツの航空機や戦車のデザインを思い起こさせる。旧ドイツ軍の戦車なんて、デザインから仕上げまで、隙がないほど格好良く見えるのだけれど、デザインも仕上げもへったくれもない、ソ連の戦車にコロコロ撃破されているのだから、実用と云う事に関しては、見た眼程ではなかったのだろう。

このテーブルソウも、丁寧な仕上げや、高性能な各種機能が盛り沢山なのに、テーブルの平面精度は2流品という、アンバランスな部分がある。もっともこれは用兵、ではなく用途の問題なので、仕方がないと云えばそうだし、そんなところが却って、今は好きなのだけれど、相当高価な買い物だったので、当初のショックは大きかった。

航空機で云えば、ドイツのジュラルミン製の超大型輸送機を、東洋の小国が見栄はって、大枚はたいて買ったものの、狭い自国の空では飛ばせず、仕方がないので翼を少し切り取って、これまた狭い格納庫に保管されているのを、呆然と眺めてる、感じだった。

今では、そんなショックも乗り越えて、楽しく便利に使っています。何よりも、格好いいから、いいや。

2009年8月1日土曜日

ヤマドリオート

女の子の顔を、消しゴムハンコで描きました。これはこれで、いいのですが、玩具自体はつまらん物になりました。ので、写真は顔だけ。

消しゴムハンコ、上手な方は、本当に奇麗に彫ってます。比べると恥ずかしいくらいなので、私も真剣に、消しゴムハンコの彫りの練習しようかなぁって、ちょっと思った。

皆さんそれぞれに、得意な分野をお持ちですが、私なんかは泥臭い表現は得意だけど、可愛らしい雑貨向きなデザインは、ラナちゃんを描く大塚さんくらいに、苦手です。苦手なので、勉強しようと思ってますが、後付けな感性は、すぐにそれとバレてしまうのも、恥ずかしい。
以前解説した、車軸が車体底面に位置する、「底軸型」の車軸が通る下駄部分。ここでは、下駄のパーツが本体に差し込まれてますが、簡単な工作の物では、ボンドで貼付けられています。このタイプは、比較的良く見るのではないでしょうか。
2個作ったうちの一つの、人形をやめて座席に変えてみました。このほうが、玩具の車らしくていいです。今まで、ちょっと考えすぎたかもしれない。作り易いので、商品にしてもそんなに高価な物には、ならないでしょう。

こんな風に、目玉も人形も無い、単純な車の玩具で、「ヤマドリオート」っていうカテゴリーを作ってみました。自分で買うなら、こういった玩具のほうがいいかもしれない。これもまた、色んな種類を作ってみたいです。

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